My dream is...




今日は5時間目から行こう。



でも先生の授業だったような・・・

どうでもいいことか。



さっきのことはショックだったけど

もう終わったんだし、忘れよう。


そう思ったら涙が出てきた。



また泣いちゃったよ・・・





「バカ愛莉!来てたのかよー!」



「・・・びっくりした。」



後ろから良太の声がした。

急いで涙を拭いた。



「いきなり来ないでよ!バカ!」



「また泣いてたのか?」



「ちがう!あくびしてたの!!」



「誰に泣かされたんだ?」



「・・・ほっといて。」



「昼飯は?」



「いらない。」



「ほら。食べないと元気出ないぞ!!」



「何で学校に来たこと知ってるの?」



「中原が探してたから、
ここにいるんじゃないかと思ってな。」



「そうなんだ・・・」



「あいつと何かあった?」



「・・・どうして?」



「なんとなく。」



「だからバカって言われるのよ!」



「じゃあ、何で教室来なかったんだ?」



「それは・・・」



「まぁいいけど。」




昼ご飯を食べてる良太の横顔が

とても不安そうだった。



でも、良太だけには話せない。



あたしのこと心配してくれているのは

十分にわかっているけど

話したら先生を殴りに行くだろう。