【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~



いったい誰だよぶつかったやつ!


苛立ちを込めぶつかったもの…


いや、人を睨むと


それは予想外の人だった











「冬詩…?」




思わずそう呟くと


ぴくっと肩が揺れこっちを振り返った


「…奏矢」


…やっぱりそうだ


「お前、そんなところでつったって


どうしたんだよ」


ズボンについた砂をぱんぱんと


払いながら立ち上がる