不思議に思って振り返る
そこにいたのは
「……………っ!」
「初めまして。シユウリーダーのリョウです
アレクトリーダー、カンザキさんですよね?」
こんなこと想像もしなかった
まさか…そんな…っ…
私の勘違いだよね
振り返った先にいたのは
あの人…
柊さんにひどく似ている、だなんて
「カンザキさん?」
「っ…なんでもないよ」
そんなことあるわけない
柊さんの兄弟とか親の事とか何も知らないけれど
だけど私を見透かしたような目
…怖い
「そうだよ初めまして。
アレクトリーダーのカンザキです」
だからといってここで怯えるわけにはいかない
№1としてのプライドがあるから
「俺、一目見た時からカンザキさんに憧れてました
今回は一緒に仕事できてほんとに嬉しいです
アレクトの戦いをみてたくさん学びたいんで
足引っ張るかもしれないっすけど
よろしくお願いします」
真剣な目で頭を下げるリョウ君
その姿に私はニコリと笑って言う
「そんなに改まらなくてもいいよ
私達だって結成して4ヶ月位だもん
けどその私達から何か学べるのなら
たくさん見てってね?」
柊さんとは違って外見は凄く怖い
だけど…雰囲気は似てると思う
真面目で強く優しい瞳
そんな人そうそういないから。
「はい。
カンザキさんって美しくて悪魔の心を持つ
って有名ですけど全然そんなこと無いんですね
…あ。悪魔の心ってとこですよ
美しいのは当てはまりすぎっす」
「え、そうかな、ありがとう?」
私はフフッと笑った
「あぁ、リョウ君。
こっちはクラウンリーダーのミズキ
クラウンは何度もアレクトと仕事してるから
もう弟みたいな存在だよ
その中でもリーダーのミズキは期待のリーダー
何かわからなかったらミズキにたくさん相談しな?」
さっきから気配を消してたから若干忘れかけてたけど
ミズキも紹介しなきゃね
私はいきなりミズキに話を振った
「どーも、僕はミズキ」
「リョウです、よろしくっす」
両方男だからか若干表情が硬い気がする…
「まー今日はよろしくね」
「こちらこそ」
少しだけ微笑む2人をみて、あぁと気づく
緊張、してるんだね
一番近い後輩と先輩。
緊張しないわけないか
だけど連携がとれないようでは任務に支障をきたす
「それじゃあ私は自分のグループに戻るよ
またね、二人とも」
ここはしっかり私が引かないと。
二人が後ろから何か言ってたけど
私は気にせずに歩き出した

