一瞬の隙をついてセイラを抱え窓から飛び降りる
ツバサとツカサも後ろからしっかりと着いてきていて
どうやら脱出は成功したみたいだ
迎えの車に乗り込んでホッと一息つく
セイラもあまり怪我は無いみたいで任務は無事終了
だけど…
頭から離れないのはやっぱり翔と透真のこと
あの二人が聖蘭だなんて
全然知らなかった
やっぱり信用されてなかったのかな…
なんて今更思ってももう遅いんだけど
まあそれは置いといて
あの殺気の中でも倒れない強さと
重要人物の近くにいるってことは2人はかなり上
幹部とかそのあたり、か…
そんなことを考えているともう屋敷に着いてしまい重い腰をゆっくり動かした
「任務完了。解散」
合図をだすとメンバーは解散
それぞれが任務を終えて自由行動をする
私も戻ろうかと屋敷に足を向けた
「カンザキ様」
だけど聞き覚えのある声に振り向くと
「シュウジ…?」
そこにはもう1ヶ月ほど会っていないシュウジが立っていた
「任務お疲れ様です。masterがお呼びです」
シュウジは相変わらず淡々と抑揚の無い声でそう言う
「冬…masterが?」
あぶない、危うくいつもの癖で名前をだすところだった…
にしても何の用だろうか?
「はい
それでは失礼します」
ペコッと綺麗に会釈をして立ち去るシュウジ
なんだか嫌な予感がする
とりあえず…行ってみよう
私は意を決して歩き出した

