【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~



そこに見えたのは





それから


血の海








この状況を例えるのなら…地獄絵図だろうか



「お、おま…っ…カンザキか!?」


扉の音で振り返った聖蘭の1人が叫ぶ


その声はホールにこだまして全員の耳に届いたようだ


「……………」


にしても人が多くて何も見えない


キョロキョロ周りを見渡すけど見えるのは聖蘭だけ


真ん中に空洞があるのはわかるけど




「カンザキ!!!来るな!」



その時



「セイラ…」


中央からセイラの声がした


やはり、そこにいるんだ


来るなと言われようと行くに決まっている


私はブァァと殺気を解放した





「………ぁ………あ…っ!…」


もちろん聖蘭はうめき声をあげて倒れ込む


そう、あの人たちを除いては







背の高い男達が倒れて視界がクリアになる







そこにいたのは息切れし返り血を浴びた


ウサギの仮面、ツカサと


ライオンの仮面、ツバサ




3人の男に取り押さえられているピエロの仮面のセイラ


私はセイラを押さえている男達を睨みつける


だけど…









































「…………………………翔……と…透真…?」





そこにいたのは、



翔と



透真だった





2人とこんな所で再会するなんて


でもここにいるってことは…2人は聖蘭…なの…?












思わぬ所で再会した私達は


"敵"という最悪の再会をしてしまったようだーー