【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~




「来たぞ、翔。持ち場につけ」


その時ヒロさんから連絡が入った


「了解」


そう返すと俺も地上に飛び降りた


そして今日の護衛者の部屋に行く


トントン…


「失礼します」


ノックをして扉をあけると


「…………っ」


…香水くせえ


ピンクで飾られたキラッキラの部屋の真ん中に


「ちょっと〜イケメンじゃな〜い!」


これもまた部屋とお揃い、全身ピンクのオバサン


ニヤニヤしながら擦り寄って来る姿に一瞬吐き気がする


「もうまもなくですので絶対に部屋から出ないでください」


でもあくまでこれは仕事だ


冷静に失礼のないように対応する


「え〜…じゃあ、僕がいてくれたら、ね?」


そう言って上目遣いをしてくる


まじで気持ちわりい


いい歳したオバサンがなにしてんだよ


もう最後の手段だ


俺はオバサンの頬に手を滑らせ顔を近づけた


「じゃあ…大人しくしてたら


今夜俺とどっかいく?」


そして笑みを浮かべると


「は、はぃぃ…」


オバサンは気絶した