「そ、それまで。勝者は…カンザキ!」
ツバサの声に拍手がおきる
いつのまにか野次馬がいて何かを話していた
「なあ、カンザキ」
「なに?」
みんなの元に戻ると話しかけてきたのはルイだった
「お前…もしかして2年前に姿を消したあのカンザキか?」
それは、どうだろうか
自分が"あの"と言われる程頂点いたのかなんてわからないし
あの頃の私は任務をただ淡々とこなす人形のようなものだったから
ほとんど覚えていない
「カンザキなんて沢山いるでしょ?
私がどのカンザキかはわからない」
そう言うと
「似てるんだよ、前見たカンザキの戦い方に
それにカンザキって呼び名そうそういない
2年前からカンザキは恐怖と美貌をもつ悪魔のような奴だと聞いていた
だから名前を真似ようなんてそうはできねえよ
それに、それならリーダーに指名されたのも頷ける
お前は2年前、ソロで活動してたか?」
私はそんなに恐れられていたんだろうか…
「…うん、ソロだった」
2年前、私に仲間はいなかった
ずっと1人だったんだ
「やっぱりか…
まさか同じ隊になれるなんて思ってなかったけど
これからよろしくな」
ルイはそう言って微笑んだ
セイラとは色々あったけど
…この人達とならなんとかやっていけると思えた

