この部屋の空気は不思議だった
「へっへーん!ツバサはここまで来れないでしょー!」
「ツカサのばーか!行けるにきまってるでしょ!」
「セイラ、あいつら黙らせろ」
「もう!2人ともやめ………
ぎゃぁぁあ!虫!いやああ!!」
「アハハハ!セイラうける~」
えっと…
わたしはどうしたら?
その時バチッと茶髪のショートカットの子と目が合う
「えっと…どちら様?」
その言葉で一斉に視線がこちらに向く
しーんとした空気が漂う
「えっとはじめまして
アレクトのリーダー、カンザキです」
これで、いいんだよね?
それとももっとかっこよく
"人に名を聞くときは自分から名乗ったら?"
そういった方がよかったのか…
その考えは
サッ…
横一列に並び真っ直ぐ私を見つめるその瞳によって
払拭された
この人達は…強い
その雰囲気は一瞬でそう思わされるほど
「アレクト全員揃いました」
でも、確かにしっかりしているけど…
「ごめん、私そういう堅苦しいの苦手
普通にしない?」
私にそんな敬意を払う必要なんてないんだから

