【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~








石がどうとかじゃない


心から沸き上がる愛おしさ


それは何にも曲げられないと思う



「そっ……か」


声が震える


「俺が言いたい事、わかってねえだろ」


わかんないよ


でも、これ以上聞いたらダメな気がするの


「本当は焦らせるつもりはなかった」


翔が立ち上がり私の前に立つ


そしてソファーに肩膝をつき私の頭の横に両手を置く


そのキョリは30センチ


私を真っ直ぐに見据える目に鼓動が早鐘を打っている


「でもほっといたらお前が消えちまいそうだった」


甘く囁かれるその言葉に私はどうしたらいいのか


ドキドキする、だけど


否定が出来ない




…苦しい


そして翔は切なそうに言ったんだ
























「紅愛、好きだ」