【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~

約束の日まであと2日


私はずっと輝と蒼桜の倉庫を行き来していた


最後だからって思うとどうしても悲しくなるけど


最後だからこそ思い出が作りたいって思うから


明るく過ごしていた



「翔ちゃ~んデート行こぉー?」


この場面を見ている時以外は


一昨日くらいだろうか


いきなり河西さんが倉庫に来始めた


みんなは驚いてたから知らなかったようだけど…


幹部室に皆が集まることが少なくなったから


私としては少し寂しい


だから私は


「みなみ!龍!」


どんっ!


「うおっ!姫さん!?」


「いってえ!何すんだよバカ姫」


この二人に絡むんです


「バカは余計だ、バカ龍」


「はあー?バカにバカって言って何が悪い」




「「「……………っははは!」」」


いつもの調子でバカやって笑うの



「姫さん……また栞さん…ですか?」


突然みなみが眉を下げて聞いてきた


その言葉に一瞬ドキッとする


「…あ、まぁ。翔の彼女だしね」


「総長の女だったら何してもいいのかよ」


そういう訳じゃないけど…


翔が何も言わないからわからない


「それよりさ何でみんな河西さんを嫌うの?」


話題転換をかねて聞いてみた