~♪~♪
どれだけたっただろうか
手を止め、携帯を開く
『今ついたよ。出てこれる?』
透真からだった
私は携帯と鍵を持つと家を出た
すると
「やっほー紅愛!生きてるかー」
玄関の前には蓮がいた
「生きてるから静かにしてねー。」
パソコンの見すぎで頭が痛い
でっかい蓮の声は頭に響く
「あー?………まあここは俺が大人になってやるけど」
…カッチーン
「蓮。紅愛ちゃん病人だから大人しくしててね」
言い返そうとした私の代わりに言ってくれたのは透真
「ちっ。わーったよ」
「ありがとう、じゃあ2人とも車に乗って」
その言葉で車に乗り込むと
「え、みんないるの?」
なんと幹部全員がいた
「みんなサボり~
暇だし紅愛ちんも呼ぼうってなったの~」
あれ、私体調悪いって言わなかったっけ?
…まあ8割嘘だけど
「ふーん」
適当に返しながら車に乗り込んだ
「紅愛ちゃんどうする?
部屋で寝る?ここで寝る?」
幹部室に着いてみんなが自由にしている頃
ソファーに座ってる私に透真が聞いてきた
「んー。ここで寝ようかな」
…なんか自分の部屋で寝る気分じゃない
「わかった、ブランケットとか持ってくるね」
「ありがとう」
…優しいな透真は
顔もいいし優しいし、気遣いもすごいできる
めっちゃモテるんだろうな
ぼーっと考えていると
「はいどうぞ
…あ、翔以外のみんなちょっと族の用事で抜けるから
何かあったら翔に言ってね」
「あ、うん。わかった、ありがとね」
「いいえお大事にね」
透真はニコッと笑うとそう言って出て行った
…っと私は寝ようかな
昨日あまり眠れなかったし
ソファーに寝っ転がりブランケットをかぶった
すると向かいに座ってる雑誌を読む翔の顔が見える
"ノルマのためだもん。
一人くらいどうってことないでしょ?"
"…死んだ?チッ使えねえな、次用意しろ"
ふと浮かぶ夜影の記憶
あそこに…戻る
苦しいなあ
生半可な気持ちで入ったら死ぬ
どうしてこんなことになっちゃったの…
ぎゅっと目をつぶるけど眠れない

