「紅愛様。



…いいえ、カンザキ様



night shadowー夜影ーにお戻りください」









それを聞いて暫く喋る事ができなかった




「夜…影に……も………どる………?」


それがやっと出てきた言葉


それが何を示しているのか


すぐにわかってしまったから


「はい。」


「そんなの…「嫌、とは言えないと思いますよ」


え?


シュウジは私の言葉を被せてそう言った


確かに、私は嫌と言いたかったけど



なぜ拒めないの?



「今回の人質は輝と蒼桜です」






「そん…な…」


言葉を失った


私のせいで、みんなが…死ぬ?




そんなのって…


そんなことって…




あんまりだ…




「なんでいきなりそんな…」


「驚かれるのは無理もありません




…そろそろ時間です


夜影の情報は後々送らせていただきますので


お返事は一週間後、またこの場所で伺います」