【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~

「いきなりごめんね。


やっと覚悟できたから聞いて欲しいの











私の過去も全部」


あれから私は学校を抜け出して蒼桜の倉庫に行った


幹部室を開けると全員が揃っていてかなり驚いた


だけど…いい機会だと思った


私の全てを知っても受け入れてくれるのかはわからない


でも私を信じてついてきてくれた皆を信じてる


「まずは生い立ちからだね


私が生まれたのは…」









話してる途中私はみんなの顔を見れなかった


相槌や途中で質問とかもなくて重々しい空気だった


そして一通り話すと


私は恐る恐る顔をあげた


「紅愛っ!」


するといきなりぎゅーと暖かい温もりに包まれる


「楓…」


「辛かったね…っ」



そう言う楓の声は震えていて胸が熱くなる


「俺達はお前を軽蔑するわけない」


真っ直ぐな目で私を見つめる來愛


「何たって紅愛の事まじ大切だからな」


そう言ってニヤリと笑う千歳


「例えまた居なくなってもどこまでも探すよ」


頭を優しく撫でる遥斗


「みんな…っ!」


全身に力を入れて涙をこらえる


どうしてこんなにも私を慕ってくれるのだろうか?


自分自身で散々迷惑をかけたのに


「紅愛。お前は蒼桜の総長である前に


俺達の恩人で友達で……………仲間だ」


「來愛…みんな…ありがとう」


思わず流れた涙にみんなは優しく微笑んだ