【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~

來愛………


來愛にこんな顔をさせているのは、私だ


でも決断が出ないのは私の中で確かに蒼桜と同じ位輝の存在が大きいから


「…ありがとう


ちゃんと、決めるから」


私に輝か蒼桜を選ぶ事ができるの?


どちらもNo.1の称号を持つ族の


もちろんその分裏切るのは罪が重い


…どちらかを捨てて笑顔でいられるわけがない


その時、ふと3つ目の選択肢が浮かんだ


「紅愛ぁーそろそろ戻んなくてへーき?」


…あ。


「やばっ!忘れてた!」


携帯で時間を見るとあれから1時間もたっていた


「送る?」


「ううん、大丈夫。見つかるのは…まずいから


輝には私からちゃんと話すね」


「わかった。また連絡してね」


「ありがとう、遥斗。みんなも」


そうしてみんなと別れた


決断の時は近付いていたのに


なぜか気分は驚くほど晴れていた