【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~

「それでここに…」


「うん…本当にごめんなさい


自分勝手でみんなに迷惑かけてたっていうのに


忘れちゃうなんて…」


ゆったりとした波の音を聞きながら


私は今までのいきさつを話した


一個一個思い出して口にする度に


みんなを裏切ったってことを実感して罪悪感に押し潰されそうになる


「そのことはもういいけど


お前これからどうすんだよ」


そう、問題はそれだった


どちらかを選ばなくちゃいけない


蒼桜か、輝か


「紅愛は輝に自分の事言えてないんでしょ?


僕達は事情わかってるし


待ってる事もできるけど…」


それでもどっちにいても"裏切り者"だ


「向こうは紅愛の事責めるんじゃねーの」


私は輝の姫、輝妃であり


















ー表№1の暴走族、蒼桜の総長なのだから




「紅愛の選択をどうこう言うつもりはねえけど


俺達だってお前にいて欲しい


総長の座だってずっと空けてる


お前以外勤まんねえからな」