【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~

「「ナンパに襲われかけたぁぁあ!?」」


「…うるさ」


「いやいやそんな冷静な方がおかしいよ」


あのあと再び輝の所に戻った私達


なにしてたの、ってニヤつきながら言われたから


ナンパに襲われかけて翔に助けてもらった、


そう返しただけなんだけど…


「まあまあ。紅愛ちゃんも無事でよかったよ」


「うん、ありがとう」


にこっと微笑みながら透真が言う


「ま、無事だったんだしな。


てか紅愛午後から遊ぼーぜ!」


蓮まで…


「ありがとう。でも…疲れたから今日はもういいかな」


ごめん、と言うと


「おーそうか。んじゃ、龍送ってやれ」


蓮は近くで遊んでいた龍に話しかける


「え…俺っすか?…了解っす」


ちょっと龍、その残念そうな顔はなんだ!


…突っ込みたかったけど送ってもらうんだし


ここは私が大人にならなきゃね。うん


がんばって言葉を飲み込んだ


「んじゃ、俺達はもうひと遊び行くか!!」


「「おーーー!!!」」


…蓮は元気だなぁ


「んじゃ、俺も行くかな」


と、ナギサ


「なんか紅愛ちゃんと翔いい感じだからつまんな~い!


………よし、僕も遊ぼーっと!」


ちょっと泉。意味がわかんない発言多い


みんなの姿に笑っていると


「翔、ちょっといい?」


いつもより少し真剣さを含んだように聞こえた


透真の声に振り返ると


笑ってはいるけどなんとなく怖い雰囲気を感じた


「あぁ。」


翔も平然と答えたように思えたけど


その顔はどことなく固い。



…いったい、どうしたっていうの?