【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~

いつもの用に喧嘩をした帰り。


今日の相手は手強かった


ただでさえ悲鳴をあげている体にはかなりこたえた


ほんとにもうだめかもな…


そんな事を考えながらフラフラ歩いていると


「ねぇ、そこの君!大丈夫?」


最初は俺じゃないと思ってたが


「君!」


ポンッと肩を叩かれて初めて自分の事なんだと自覚した


「…なにか」


振り返ると綺麗な格好をした優しそうな女性がいた


「こんな怪我して…


ついておいで!手当しなきゃ」


その言葉を聞いた瞬間


あぁ、でたよ偽善者。胸くそわりぃ


そう思った


「うぜぇな。ほっとけよ」


思い切り睨みながら言うと


怯える…と思いきやムッとした顔をして


「いいから来なさい!」


「ってぇ!」


と、腕を強く引っ張られ車に引きずり込まれた


最初はムスッとした態度で乗っていたが


段々車の揺れが心地よくなり意識を手放した