【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~

「…おい、翔。それはねぇよ」


意外な言葉を発したのは蓮だった


「…………」


翔は何も言わない


ただ、蓮に鋭い視線を向けているだけ


「紅愛を姫にするってことは


族の世界に巻き込むってことだぞ?


そんなんじゃ下はついてこねぇし


紅愛も信用されない」


「いいの、蓮。ありがとう


石をもってるのは私と翔なの


だから、しょうがないことだよ」


…そう言ってくれるだけで私は頑張れるから


でもここで生きていくしかないの


蓮、ありがとう