トントントントン… 階段を上る度に靴の音が響く ガヤガヤ騒がしい教室も遠くに聞こえて なんだか別世界にいるみたいだ 「なんか、緊張する…」 その言葉は階段の静けさに消えた 桐島に抱きしめられたこともそうだけど 加島のこともある… 怖くないといったら嘘になるし …それでも行こうとしているのは 石のせいなのか、それとも…… 考えながら歩いているとドアの前まで来ていた ドキドキする胸をおさえて ギィー… ドアをあけた