「ねぇ、屋上に行ってみたいと思わない?」

「別に。」

「はぁ?屋上つったら、学生のロマンだろうが。」

「鍵かかってるでしょ。」

「それがね、月島さん。行けちゃうんだな、これが。」

「…?」

「ジャジャーン。さぁこれは一体何でしょう。」

と言ってアイツは何かをポケットから取り出す。

「…鍵。」

「いや、それはそうなんだけど、何の鍵でしょーか?」

話の流れ的に、

「屋上の鍵?」

「ピンポーン。正解でーす。」

なんかいちいちうざいな。