『由奈ちゃんどうしたのー?』


『うん、気持ち悪いから保健室いってくるねぇ』


そしてドアに手をかけた。


前を向いたときに北沢蓮と目があった。



なにもかも見透かしたような力強い目線があたしに降り注いだ。




あたしは逃げるように去った。