「なんや最近、えらいまっきーと仲悪いな~」




給食のゆかりごはんをかきこみながら
高柳が言う。




「別に」




「あんま怒らすとまっきーに嫌われるでー」




そんなこと言われなくてもわかってる。
黙ってろ、関西女。




どうしたらいいものか。
ゆかりごはんを食べている時でさえ、
相生のことが気になってしまい、
ついつい見てしまう。




目、合わないかな。
そう思っていた時、




「ごちそうさまでしたー」




その声で俺は我に返った。
西田が給食を食べ終わったのだ。




相変わらず早い。
まだ5分しか経ってないのに。




そういえば、西田のいう「気になる人」
あれって誰なんだろう。