西田は、カエルの体に鉛筆で模様を描いている。




「・・・藤原くんってさ、結構にぶいよね?」




「え?にぶいって?」




「ううん。なんでもないー」




チャイムが鳴り、俺は慌てて席に着いた。




西田は今日に限ってどこか変だった。