みんながざわざわしだす。 「え?京介、あれに出んの?」 「翔子ちゃんと二人っきりか?ヒューヒュー」 ヤジが飛ぶ。 くそ。 「お?なら俺も参加するわ!」 同じように椅子に立ったのは大島だった。 「大島と京介がおるんなら俺も出よ」 そう言ったのは住岡。 「ほな、これ出しとってな、よろしゅー」 高柳に参加に〇の付いたプリントを押し付けられる。 まじで参加することになるのだろうか。 いや、もう後にはひけないよな、うん。 俺は、何だかんだ言って、高柳に感謝しているのかも しれない。