「さっき、藤原君にプロ帳を書いてって頼んだんですけど・・・」




俺は、そのことを聞いた瞬間、高柳の方を見た。
高柳は、机に顔を伏せて笑っている。




高柳は何か気づいたのか?




「ちゃ、チャームポイントの欄に・・・"長い黒かみがさらさらしていてきれい"って書いてあったんです」




クラスが大爆笑となった。
俺を除いて。




「おー!クマさんやるねー」




これはもうお祭り騒ぎだった。




ただ、そのお祭りには俺は参加できなかった。




そして、俺はこの後、チャームポイントの意味を知ることとなった。




もう、誰も信じない。