テレビ局を出て、公園に行き、お昼ご飯を食べて 帰るために駅へと歩いていた。 俺は、相生の好きな人が俺だと確信を得るために必死だった。 「ねーそれ、誰なん?」 「やけん、教えんよー」 そのやりとりが続く。 もうかれこれ30回はしていたんじゃないかなと思う。 俺は、相生真希のことが好きだ。 そして、相生も俺のことが好きなんだと思う。