駅に着いて、テレビ局までは背の順の列になって歩いて行く。 俺の前には住岡。 後ろには川田。 そして、川田の隣は相生という並びだった。 「ねー誰なん?」 話は俺の好きな人から相生の好きな人にシフトしていた。 「やけん、教えんってば」 緊張もどうやら吹っ飛んでいるようだった。 気になる。 気になって仕方がなさすぎる。