「え?なんで?」 「んー、たとえば休み時間に川田くんたちとケシバト楽しそうにやっとる姿とか、授業中に積極的に発表するとことか。なんか頑張ってるなーって」 「そうかねー」 「そうだよ。真希ちゃんとかも言っとったし」 相生が? まさかだった。 相生は俺のことを見てくれていた。 そのことがわかって、俺は安心した。 いや、安心を通り越して歓喜に近かった。 ああ、神様。 藤原京介、今、世界一の幸せ者です。