常盤がゴールテープを切った。 それに遅れて俺もゴール。 完敗だった。 「よっしゃ!!」 高瀬がめちゃくちゃにはしゃいでいる。 普段腹が立つ2倍は腹が立った。 悔しい。 俺が、膝に手をつき、息を整えていると、 リレーのメンバーが集まってきた。 「ごめんなさい!私のせいで・・・」 あの香恋が今にも泣きそうな顔でみんなに頭を下げる。 「そうじゃない!お前のせいじゃない!」 香恋だけが悪いんじゃない。 そう言いたかったが、呼吸が苦しく、声が出てこなかった。 「あほ!お前のせいだけやないわ」