2年生の時の担任の猿渡由美先生だった。




幼稚園の先生にいそうな、いや、いないな。
とにかく、不思議なオーラを出している
先生というよりお姉ちゃんって言葉が似合う
そんな先生だった。




「ありゃ、由美ちゃんやないか。久しぶりやなー」




高柳は先生に子どもたちだけで祭りにきていることをばれたことに
焦る様子はなかった。
まあ、あの先生にならばれても安心という
根拠のない自信があるみたいだ。




ちなみに、2年生で由美先生の担任だった人は、
俺と高柳、大島の三人。
あと一人、高瀬とかいうやつもいたが。




「君たち・・・」




由美先生も驚きを隠せないようだ。
いくら由美先生でもさすがにこの状況には怒るよな・・・




「お願いします!見逃してください!」