「じゃあさ、みんなでこう肩組もうで!」




大島が両脇に住岡と高柳を抱える。




「ほら、京介も」




俺も住岡と高柳の間に入って肩を組む。




「お前、ほんと考えることがくさいんだよ」




住岡が笑う。




「ほんまやわ。うちらもう小3やで?」




高柳も笑う。




「ま、でもいいやん。俺たちチームなんやし」




俺も笑う。




「よっしゃ!それじゃ、今日の大会。絶対勝つぞー!」




大島の掛け声とともに
俺たちはトイレの前で大きく叫んだ。




「オーッ!!!!」