「その相生さんって子、まさかお父さんお医者さん?」 「え?そうやけど、なんで知っとるん?」 誰かに聞いたことがあった。 相生の両親はお医者さんだって。 「いや、何となくお医者さんに居りそうな苗字じゃなーって」 それ以降、有希お姉ちゃんは何も言わなかった。 そして、お互いいつの間にか寝てしまっていた。