「さあ、いっぱい食べてね」 母さんが料理を運んでくる。 「有希ちゃんはいくつになったん?」 父さんが刺身を取りながら聞く。 「高校3年生です」 「ほお、大きくなったのお」 いつもの食卓に いつもより少し豪華な食事。 そして、隣には有希お姉ちゃん。 なんだろう、この新鮮な感じの夕食は。