結局、予定の練習時間より2時間も遅く
相生先生にレッスンを受け、なんとか合格点をもらった。




すっかり遅くなってしまった。
早く帰らないと、また母さんがうるさい。




走って帰宅。




「ただいまー」




玄関に入ると、見知らぬ靴が一足あった。
お客だろうか。




「おかえりー」




出迎えてきたのは母さんではなく
懐かしい顔だった。




「有希・・・お姉ちゃん??」