公民館に着くと、もうみんな集まっていた。 「京介、振り付け覚えたんか?」 高柳が話しかけてくる。 「いや、まあ大体は・・・」 「あほか!お前、本番は明日やぞ!?」 「まあ、なんとかなるよ」 「能天気になっとる場合か!」 頭を叩かれる。 やっぱり高柳はこうでないと。 「大丈夫よ。今日は夕方までみっちり私が教えるけん」 相生がこっちへ来る。 「お願いしますは?」 「お願いします」 父さんの言う しりに敷かれるってこのことだろうか。