「いや、気にしないで使っていいんだよ。もう自分の家のようにして使ってね?」 お父さんはにっこり笑ってそう言った。 やっぱり、お父さんには見えない若すぎるよ。 『あ、はい。』 「じゃあ、父さんはちょっと資料を纏めてくるから…じゃあね未恋ちゃん」 『え…あー[行かないでー]』 そんなことを思っているとも知らずに、お父さんはそのままにっこり微笑み部屋から出て行ってしまった。