「か、花絵、俺。好きな人いる」 『誰よ、その子。』 ロボットみたいな棒読みの口調で大河君は言った。 「あいつ…馬鹿だ。今それは禁句だろ。」 あたしは近くにある石に躓き彼方君と一緒にこけてしまった。 「…ってこのバカオモチャ!」 『ううっ…いたーい』 「あそこにいる、未恋ちゃん」 『えっ……』 『あっ、あはは』 2人がいっきにあたしに視線を向けてきてあたしは笑うしか他になかった。 花絵先輩の視線はこの膝の傷よりも痛くあたしに突き刺さってくる