「オモチャは主人から離れるなよな?お前は俺がいいって言うまで王子様がいても手離さないことに決めた」



『なっ…何よそれ』



真っ赤になりながらも、さっきの気持ちはありえないと思いかき消した。






「…言葉どおり。じゃあ帰るぞ?」



『自分勝手。我が儘ー性悪!』



「勝手に言ってな」





『言ってるもん』



そう言うと自転車を取りに言ってあたしを後ろに乗せた。
夕日で、2人の寄り添う影が地面に映っているのを見ながら少し微笑えみながら彼方君の腰に腕を回していた