あたしは重たい足取りでゆっくりと大河君のところに向かって行った。 一旦後ろを振り返る… 悪魔の微笑みをした彼方君がいる。 なんとも、恐ろしいというか何をするかわからない… 「いや、俺は…彼女いないけど好きな人いるんで」 『かっこいいー』 女子たちの集団を掻き分けて、少しずつ大河君の前に出た 『たっ、大河君』 「あ、未恋ちゃん」 女子にすごく睨まれる。 明日からいじめられるかも… 『あの大河君、あっあたしのこと好きにならない方がいいです。』 よしっ…一応これでいいよね? .