「まぁ、全国大会常連校っていう看板があるから簡単に入部を認められないっていうのはもちろんあったけど、今ならもっと他の方法があったんじゃないかって思ってる。
でも、唯那は諦めたりしなかったし、あの条件も諦めてもらうように出したんだ。」
やっぱり……私が諦めるって言う為にあんなに無茶な条件を出したんだ。
そりゃ、いきなり部長と2年生で一番強い部員がいるグループで2位以内に入れっていうのは誰がどう見ても無謀だと言うはず。
「でも、あの時の唯那はかっこよかったよな…
その場に居る全員がブーイングしてたし、唯那の味方なんて誰一人居なかった。
誰もが初戦で負けることを決めつけていた。
けど、唯那は怯むどころか対戦相手に1ポイントも与えない完封勝利を見せつけた。
もう初戦を見ただけで入部を認めるしかないって思った。」
「……………」
「あの時の光景は今でも焼き付いている。
最初はブーイングしてた奴らも途中からはブーイングどころか唯那を応援して……
唯那が勝ったらその場に居る全員が抱き合って喜んだ。」
「……………」

