続:first love~世界で一番素敵な初恋~



「なら、あんたが俺の相手をしろよ。」


「……………え?」


私はただ腹が立ったから居ても立ってもいられなくなっただけで、まさかこんなことを言われるとは思わなかった。


「俺のことがムカつくんだろ?
なら、あんた自身で俺を倒してみろよ。
どうする?俺と試合するのか?マネージャーさんよ?」


最悪。
まさかこんなことになるとは思わなかった。


話し合いで決着をつけるつもりだったのに、こうなったら受けないと私が逃げたことになる。


「わかった。
その代わり……私が勝ったら金輪際テニス部の邪魔はしないで!」


売り言葉に買い言葉というやつで、転校生と試合することになってしまった。


「じゃあ、俺が勝ったら付き合ってもらう。」


「………は?」


付き合うって何?


買い物とかに付き合うってこと?


それとも………


「だから、負けたら俺の彼女になってもらうから。」