「よし、じゃあ文菜、また明日な。」 私が考え事をしている間に、いつもの分かれ道まできていたようだった。 「うん、また明日。」 そう言うと、悠輝はとってつけたように話した。 「あ、明日は朝礼だから早く行こうか。新生徒会長が挨拶するらしいから、どんなやつがなったのか見に行こうぜ!」 「あ、うん、わかった。」 朝礼かぁ。正直言って面倒くさい。どうして、だらだらとした校長の話を立って聞いていなきゃいけないのか。いつもそう思う。 ただ新生徒会長も気になるので、私は頷き返事をした。