「…何かすみません……」

私がそう言うと、
イケメン君はきょとんとして

「え?あ…はい……?」

そう言った。

そうだよね。
急に謝られても分かりませんよね。
更にごめんなさい、イケメン君。

「ごめん、気にしないで」

「あ、はい…
で…荷物です」

…そうだ、荷物。
このイケメン君は配達員でしたね。
最初に言ってたわ。
『お届けものでーす』って。
忘れるなよ、私。