桐を好きになってから、1ヶ月が過ぎた。


一つ一つ仕草がかっこよくて、見とれてしまうほどだった。

「なぁ、小泉! 今日、帰りに友達誘って、マクド行かね?」


私が桐を好きになってから、まともに喋ったのが、この日だった。

私は、嬉しすぎて、涙が出そうだったけど、こらえた。

燐花の方を向くと、Vサインをしていた。