「そうよ!見れば分かるでしょ!別れたからって、ラッキーなんて思わないで!
私はフラれたって、諦めないから!」


私にすごい迫力で言ってきたから、その場に座り込んだ……。

「大丈夫!? 芹花!?」

みんなは燐花の言ったことに、ドン引きしていた。


座り込んだときに、桐が立ち上がって、私をおぶってくれた。

そのまま、中庭のベンチに連れていかれた。

「大丈夫か? 怖かっただろ…。」

「うん…。でも、もぅ大丈夫みたい! 心配しないで!」

「無理すんなよ!」

「うん。ありがとう!じゃーね。」

私は、走って校舎に入った。