【短編】最低で最高のプロポーズ





いつまで経っても返事をくれないから、あたしから電話すると「え、もう付き合ってるよね俺ら」って。



あの日の衝撃は、一生忘れない。



と、思っていたけど。



あの日の衝撃よりもっと凄まじい衝撃が、今日あたしを襲った。




「…詩織?生きてる?」



「生きてるわ」