あたしがそう言うと、礼央はあたしの首に腕を回して。 「目、閉じて」なんて、耳元で囁くから、あたしの心臓は爆発寸前で、ギュッと目を閉じる。 「俺は、ジャージ姿でスルメ食ってる詩織が好きなんだから、そのままの詩織でいて」 なんて、ムードもクソもない言葉をかけてからゆっくりとキスをする礼央に。 あたしは一生、敵わない。 甘いキスの最中に。 最低で最高のプロポーズだななんて思って、一人でニヤついてしまったのは秘密。 【完】