「うーん噂だと他のチームとの対立とか、暴走族が関わってるとか…
まぁ一番の理由はトップがチームを抜けたってことだなぁ」
どうやらそのチームの情報はあまり出回っていないらしく本当なのかすら分からないよう
「んで、そのチームのトップが“Crown”って呼ばれてるんだよ。けどこれって自分が名乗った訳じゃなくて他の奴等が勝手に呼んでるみたいだし」
「そうなんですか…(なんか面倒だな…)」
「そういえば凌雅はCrownたちに会ったことがあるんだよね」
後ろにいる凌雅さんの方に振り向きながら言った
頬杖をつき、視線だけこちらに向けた凌雅さんに周りが注目する
「あぁ…一度だけな。話すことは出来なかったけどすっげー綺麗な顔してた」
