真顔で話しかけてきた
優菜。
柚子はしばらくの間
優菜をみつめた。
なにも言わない私を
優菜はため息まじりに
いう。
｢恋愛もなにもしたことのないあなたにやめろとか言われる筋合いはありません。いい迷惑です！きゃは｣
少し笑いながら
けど笑い方が不気味で…
危険人物。
その一言が
頭をよぎる。
柚子は負けじといい返す。
｢恋愛は自由。雅樹さんとの付き合いはあなたの勝手だからなんにもいわないけど。ただね、雅樹さんがストレス感じてるからそれを忠告にきたの。｣
柚子がそういうと
一瞬ひるんだ優菜。
しかし
次の言葉には絶句した
｢私は結婚相手を探してるだけなんです。そんなときに部長さまが雅樹先輩と柚子先輩と企画をつくれいわれて。感謝してますよ！だって、憧れの雅樹先輩に近づけるから…！だからチャンスと思ってちょっと襲っただけなんですよぉ？｣
な、なにこいつ。
あっけにとられる
柚子に
優菜は続けた。
