非リア充な私が拾った少女が天使だったんだが。


「リア充への恨み、ひがみ、リア充の不幸で感じる優越感、…そういうものが、普通より飛びぬけているということですね」


…天使は褒めているつもりだろうか?

そして気付いているのだろうか。

その言葉ひとつひとつであたしの心は結構ぐさっときてるのに…。


「あっ!そうそう。それと…」

天使の発言が怖い。


「リア充への、羨ましさも…ですねっ」

「はあああああああ!!???」



あたしのガタッと立ち上がるほどの異常反応に、天使はびくっとした。



「ないないないないない!!何それっ、あたしがリア充になりたいとか思ってるってこと!?ないに決まってんじゃんっ!!ガチ無理だわ!!!」


「…あららー、無自覚……」

「うるさい!!!!」